歴シード（第33種）テスト勉強のその先

▨　無意識と乗り越える力と　▨

1997年、レンタルビデオ店が抱えていた延滞料金問題を解決しようと、【　郵送　】によるDVDレンタルサービスを始めました。「　返却が面倒　」というお客さんの〖　無意識　〗に目を向けました。

10年後2007年、「　借りに行くのも面倒　」という〖　無意識　〗に目を向け、現在の動画ストリーミング配信サービスになりました。１枚１００円のような「　個別購入手続きが面倒　」を解消するため定額サービスとし、現在のネットフリックスの土台が作られました。

最近、私自身【　無意識　】に目を向けて、授業研究や業務改善、アプリ作りに力を入れています。とてつもなく難しいです。同僚やユーザーの使い勝手、見えないストレスを予測し、未然に防ぐ策を実装（組み込む）しなくてはならないからです。

では、それはみんなが勉強している何を学べばよいと思いますか？

英語でしょうか。理科？社会？家庭科？保体？？

僕なりに感じているのは、【　すべてから学ぼうとする姿勢　】です。生活リズムや心の状態を理解するのに方程式の移項は使いませんが、物の使いやすさやデザインの工夫を知る必要があります。説明文を理解するのに、さかあがりのコツの説明は通じませんが、家庭科の作業工程をスモールstepで説明している構成はヒントになります。

入試が実技教科（美術、音楽、保体、技術・家庭科）や道徳ではないので、軽視されますが、いろんな教科をリスペクトして吸収してみようとすることで、きっと君の思考力はジャンプアップすると思います。

大人の子どもへの使命の一つは「　よりよい生き方の選択肢を伝える　」ことです。

数学だけできればいい、野球だけできればいい、はいつか壁にぶつかり、解決したいときに息切れを起こしやすいので、いろんな視点を持って多くの場面を乗り越えていってほしいと願います。テスト勉強のその先を見据えて、時間を使っていきましょう！