歴シード(第26種)

⭐コストと価値と⭐

未来につなげるブログ

監督より

9/4/20251 min read

▨ コストと価値と ▨

( 問題 )100年以上前、金や銀より価値が高く、しかし今では世の中のさまざまな場面で使われ、生活を支えている金属とは何でしょう?


19世紀、その金属は、ボーキサイトから抽出する技術が確立されたことで、一気に注目され、“軽くて丈夫な金属として広く知られました。当時、金や銀より高価だったアルミニウムの価格が200分の1まで下がり、今では飛行機や缶、パソコンなど、生活のあらゆる場面に使われるようになりました。

価値は高いけど、抽出するコスト(かけるお金とか時間のこと)が高すぎて日本では2014年に最後の企業が撤退をしました。

このエピソードから伝わるのは、「価値のあるもの」とは、初めから実用的ではなく、時間やお金がかかりすぎるという点で距離を置かれやすいということです。


しかし、その価値の将来性に目を向け、分析し、工夫しようとした人がいたからこそ、0に近かった可能性が開かれたといえます。


つまり、
” 瞬間的に感じる損得 ”や、” どう見えるか ”ではなく、“ どう見ようとするか ”が価値をつくるということです。

テストが終わった学校もあれば、テストがこれから始まる学校もあります。中学生に特に多い考えの傾向を伝えます。学んでください。

( 質問 )

君にとって、実技4教科の価値とは?

『 技術・家庭科、音楽、美術、保健体育 』のテスト勉強をまったくもしくはほとんどやらず、一夜漬けなど適当な扱いをしやすいものです。

中学3年生になり、その価値に少しずつ気づいて【 時間 】をかけ、しっかりと準備する人も出てきます。では、ここで1つ重要な話を。

入試の合否は、3つの情報で決まります。

 ①当日点(国社数理英)

 ②内申点(国社数理英音美技家体)

 ③個人の頑張り・組織への貢献(調査書 資格とか学校での役割など)

数学で1上げるのも、美術で1上げるのも同じ1です。合計が1上がりますよね。おそらく実技4教科(音美技家体)は、無意識に本気で準備しない人が多いので、自分の全力で取れる成績よりも低いことでしょう。つまり、コストはそんなにかからず上がりやすい教科だということ。(だって今までは0コストだった訳ですからね)

野球で例えると、勝利への貢献は【 安打を打つこと 】しか選択肢がないと、20~25%の確率でしか喜べませんが、【 四死球でもエラーでもいい 】という価値観があれば、その喜びや勝利の確率は跳ね上がるでしょう。

自分がよく見る・よく考えることだけの価値だけでなく、それ以外の価値に目を向けると、【 人生楽しい度が高まる 】というそんな今日の話でした。

ちなみに、学校によっては、1年生や2年生の成績を参考にする高校もあります。やって損な努力はありません。応援してますよ。ではでは。