歴シード(第27種)

⭐成長とX段ロケットと⭐

未来につなげるブログ

監督より

9/16/20251 min read

▨ 成長と、X段ロケットと ▨

( 質問 )君は何個のロケットエンジンを積んでいますか?

宇宙に行くのが夢の人たちもいますが、その仕組みから僕らの目の前の生活に生かせるマインドを手に入れることを考えてみましょう。

ロケットに、ジェットエンジンと翼をつけて宇宙へ飛び立てるでしょうか?答えはNOです。それらでは0.3km/s(毎秒300mという意味)で、地球から脱出する速度に桁足りません。重い液体水素と液体酸素を背負ってロケットエンジンで8km/sの速さで地球の引力から逃れなければなりません。

この話をトレーニングに生かします。

ペットボトルを両手に持って部屋の中で腕振り(ランニングみたいに)するだけでも、速く走るための腕振りスキルが高まります。負荷のある物を持つことでより効果が高まるという話です。

近代では、何かをするとき、少しでも楽に行えるように、負荷の軽いいまを求めます。しかしそんな物が簡単に手に入るわけはありません。負荷のある状態を理解して、どう体を動かせば、知恵を働かせれば、楽に高いパフォーマンスを発揮できるかがみえてきます。観たい景色があるなら、負荷と向き合うことはむしろ喜び。発見の扉ですね。

最初の質問 君は何個のロケットエンジンを積んでいますか?という質問にもどります。

白球電球を発明したスワンに対して、エジソンはこう言いました。「 紙のフィラメントでは発光時間が1分しか持たない。 」と。

エジソンは、目の前にあった扇子の骨に使われていた【竹】を利用したところ40時間発光することを発見しました。この時点で満足していれば、我々の視力もそんなに落ちなかったかもしれませんが…。エジソンは粘ります。

炭化された材料をいくつも試し、中国の竹が200時間発光するところまでたどり着きました。まだ粘ります。世界中から竹を集めたところ、京都の竹が1200時間でした。

何度も世界記録であり自己記録を更新し続ける、男子高跳びのデュプランティス選手のようです。エジソンのすごいところは、竹に注目してからたった1年で1200時間に到達させたところでもあります。

彼のロケットエンジンは何段あったんでしょうね。

常人なら、1分から40時間の2400倍アップで満足して残りのロケットエンジンを切り離していたことでしょう。失敗ではなく、成功のたびにさらに遠くを目指すために使うロケットエンジン。勉強になりますね。

【 再現性を高めるための練習 】というキーワードをプレゼントして今日の話を終わります。

勉強も野球の練習もなんでやるの?と言われれば、もう1回同じような場面(問題)でできる確率を高めるためですよね。

しかし、最近はスマホゲームやショート動画、ネット記事などの存在で、【 飽き 】に対する耐性を弱めてしまっている気がします。同じことを繰り返すことに飽きやすく身にならないくせがついてきてしまっています。

解説動画も一度見て、わかった気になるのはその影響と言われます。実際にやってみたら、きっと10%くらいしか再現できないと思います。そんなときはできないと思うのではなく、10%もできたと考え、2段目のロケットエンジンをぶっ放して、次の20%目を目指してほしいと思います。

誰もいつでもほめてくれるわけではありません。

誰もいつでも頑張りを見てくれているわけではありません。

そんなことはどうでもよいのです。自分ができるようになればいいのです。自分の成長に目を向け、いろんなことへの挑戦を楽しんでほしいと思います。