歴シード(第29種)+練習試合輝き写真館

⭐学力低下への挑戦⭐

未来につなげるブログ

監督より

9/21/20251 min read

▨ 小さな四角に込めた工夫と、社会を変える力と ▨

今やレジでも、チケットでも、名刺でも見かけるQRコード。

この便利な技術を開発したのは、日本の自動車部品メーカー「デンソー」のエンジニアたちでした。

当初の目的は、「部品管理をもっと速く・正確にしたい」という、工場内のささやかな業務改善。

しかし、そこから始まったコツコツとした改良が、やがて世界を変える発明へとつながっていったのです。

開発チームが重視したことは、大容量の情報を素早く正確に読み取ることでした。アメリカの物もあったそうですが、正確率は10%でダメでした。それなら自分たちでも勝負できるはずだと考えたようです。

大きなヒントになったのが、電車に乗っている時に見たビルの窓の位置。

そこから日々の地道なテスト、試作、修正の繰り返し…その積み重ねによって、ついにどの方向から読み取っても1:1:3:1:1の比になる世界初のQRコードが誕生したのです。そこからは世界に普及させるための別の壁を乗り越える大変さがあったようですが、僕らの現在地ではまだ生かせない話なので、カットします。

本日、練習試合でした。自分の視点の次元が上がったと実感できたらベストな一日でしたね。

次元というのは、数学的には、以下のように考えます。

・0次元=点

・1次元=直線(x軸のみ)

・2次元=平面(x軸、y軸)

・3次元=空間(x軸、y軸、z軸)

おそらく、野球で考えると、自分ひとりだと1次元のような視点になっています。自分の見ている方向は1方向しか見えませんよね。しかし、仲間の声や指示が入れば自分では気づかないことに目を向けることができます。これで2次元です。3次元を生み出すのは難しいです。それが【 リーダーシップ 】です。チーム全体を見て、何が今必要かを考える視点のことです。これはリーダー(多くの中学生のイメージだと、いろいろなことができそうな人のことでしょうか。)が持っているものと思いがちですが、そのイメージでは、弱い成長曲線しか描けません。

リーダーシップは全員が磨くものです。君に後輩ができたら、君に支える人が現れたら、君に子どもが生まれたら、教える・気づかせるのは君です。その練習は今からしておいた方がよいでしょう。なぜなら失敗における金銭的・精神的負荷やストレスは今の方がはるかに軽いからです。失敗は次に生かすことができます。アドバイスする相手に失敗させたくなければ、先に自分が失敗を経験していないと、避けることは難しいです。

もし、今日の試合で失敗したなあと感じたなら、それは大きな収穫です。そして、未来の誰かの不安を取り除くことに繋がる階段です。失敗に弱気にならず、ポジティブに変換できるスキルを磨いていってください。それをリーダーシップといいます。

練習試合 VS各務原中央中学校