歴シード(第3種)

⭐️火の発見と知恵のバトンと

未来につなげるブログ

監督から

6/14/20251 min read

⭐火の発見と知恵のバトンと⭐️

人類が火を使い始めたのは、約150〜70万年前とも言われています。最初は雷で生まれた自然火を恐れながらも守り、やがて道具を使って火を起こす技術が生まれました。火は寒さをしのぎ、食べ物を安全にし、夜に語り合う時間をもたらしました。やがて火の起こし方や使い方は、親から子へ、部族から部族へと伝えられ、火とともに“知恵”そのものが受け渡されていったのです。

火の扱い方は一人では学べません。見て、聞いて、真似て、何度も失敗してやっと身につく。そしてそれを、また次の誰かに伝える。「伝える」と「受け取る」の往復の中に、学びの本質があると感じます。火を継ぐことは、ただの作業ではなく、文化を守り、命をつなぐ行為だったのです。

日常にも、火のような“見えない知恵の炎”がたくさんあります。授業で先生が語る言葉、友達の工夫、家族の習慣など。それらはみな、誰かが経験から得た大切なものです。【受け取る姿勢】があってこそ、自分の中に火が灯ります。そして、いつか君自身が誰かに伝える番が来る。学びも生活も人との関わりも、“つながる知恵”でできています。小さくとも確かにある炎を大切に、自分の中にあたたかな知恵を育てていきましょう^ - ^