閃RUNに学ぶ(第2閃)

💡その打球は届くのか🏃

未来につなげるブログ閃RUNに学ぶ

監督より

9/9/20251 min read

▨ その打球は届くのか ▨

戦国の世、城は平地ではなく、山の上に築かれることが多くありました。

たとえば「春日山城」(上杉謙信)や「岩村城」(女城主で有名)など、多くの山城は険しい斜面に建てられました。でもそこは、もともと何もないただの山でした。

人々は石を運び、木を伐り、道を整え、水の流れを変えてまで、山に“人が住める場所”をつくったのです。

なぜ、そこまでの労力をかけたのでしょうか。

理由のひとつは「見晴らし」です。高い場所から周囲を見渡すことで、敵の動きがわかる。もうひとつは、「守りやすさ」。山という自然の力を味方にすれば、小さな力でも守ることができる。

つまり、山という“不便”を、逆に“強み”に変える発想と工夫があったのです。しかもそれを、一人ではなく【みんなの力】で成し遂げた。山を削る音が、未来をつくるリズムになっていたのでしょう。

君にとっての山とは何でしょう。

自分にとっての山は、まだまだ理解できていない未踏の地であり、坂道が多く自然豊かなランニングに最適な場であり、ひらめきが生まれやすい場所だと思っています。今回は、たまたま通りかかった、岐阜県坂道のランニングです。

今回は【 岐阜県可児市工業団地 】です。

何となく自然の中を走りたいと思い、近くのスーパーに駐車し、走り始めました。

スタートから1.5kmほど走ると、目の前にとんでもなく長い直線の坂道が広がりました。距離にして1500mの直線坂道(上の写真右)です。前半500mで60mの高さまで上がります。これは東部中の近くにある尾張富士より急です。箱根5区より急です。気温35度、コンビニがあって助かりました。

ちなみに日本で最初のコンビニが開店したのは、63年前の岐阜県だそうですね。静かな日曜の工業団地を走る人のことを考えて、良い感じの場所に立ててくれていました。

栗が落ちていたら、秋なのでしょうか。昔のAIなら季節を判断する材料かもしれません。

栗は落ちてからストーリーが始まります。焼き栗として食べられるか、はたまた、イラストレーターの手に取られアニメのワンカットに行かされるか、パティシエと出会い新たな秋のデザートに姿を変えるかもしれません。

栗から学ぶとすれば、やはり【 落ちてからが始まり 】でしょうか。テストで失敗しても、落ちて悔しんでも、そこからが始まりだと思えます。カーネルサンダースも1000回失敗し、ダイソンの掃除機も5000回以上失敗しています。勝率96.8%の上杉謙信も71戦61勝で10敗しています。負けて終わらず、今日でも明日でも勝とうと思えるメンタルを持ちたいですね。

木々を観ていると、バーコードリーダーでいくらと表示されるのかがとても気になります。直線的に生え並んでいる様子はまるでバーコードです。アメリカの大学院生が90年ほど前に作ったというからすごいもんです。バーコード→QRコード→ARコード…。開発者は日頃何を見て、何を感じて過ごしているのでしょうね。興味深いものです。

さて、ランニングも後半に入り、不思議な看板に出会います。

きれいな野球場を駆け抜け、ラストスパートの時に、写真1枚目の看板が目に留まりました。

「 ボールにご注意ください 」

T『 … ご注意?? 』

ホームベースから20m後方の高さ20mのバックネットを越えて、さらにその後方30mにある高さ10mのネットを越えてくる打球とは…と考え、足が止まりました。

シンプルに考えると、ファールボールは後ろに角度80度くらいであがり、後方50mの位置にある高さ10mのネットを超えるのです。高校で学ぶ物理で計算する(そんなに難しくないです)と、高さ75m位のファール打つと、球場外の道路まで転がって危険です。

高さ75mは、バンテリンドームの天井64mより高いです。前に飛んだ打球ならあり得るかもしれませんが、バックネット側のファールで飛ばすのは不可能では…と勝手に結論づけました。

とはいえ、安全面について配慮していますという姿勢は大事ですね。見晴らしの良い景色から坂道を駆け下りランニングは終了です。貴重な学びの機会となりました。